ある日を境に「モクモ」という雲のような生物に覆われた世界。

ほとんどの人はその事実に疑問を抱くことなく過ごしていた。

それと同時に現れるようになったのは「パラソルガール」と呼ばれるモクモを晴らすことのできる不思議な力を持った少女達。彼女たちはみなお互いを知ることなく、その力を自分のために使っていた。

​パラソルガールと呼ばれる「レイン」という少女もまたその一人であったが、彼女が育てていた花から咲いた小さな妖精「メル」。二人の不思議な出会いとメルの使命は、この覆われた世界を晴らしに行く、大きく果てのない旅路の始まりである。